家具屋な話

2017.09.23 update | cras blog

先週イベントが終了し、今週は通常営業。

最近までGOSHIMA、絨毯やリサ・ラーソンと続けてイベントをしていましたので、本来の【家具】のご案内があまり出来ていませんでした。

そんな中、本日とあるお客様をご案内していると、展示しているフィン・ユールの作品の前で足を止められました。

フィン・ユールの名を知らずとも、家具に詳しくない方でも自然と足を止める、まさに風格漂うNo,53。

名作とは語らずとも、自然と人を引き寄せるもの。

この仕事をしていると「あっ、この方は家具に詳しい、家具好きな方だ!」というのが家具の見方でなんとなく分かります。

上記の方もまさにそうで、こちらが特に何も言わずともNo,53をチェック、そのチェックの仕方が一般的な方と違う!!

そのままご覧いただき、暫くしてお尋ねするとヨハネス・ハンセン社のThe Chairを最近、手に入れたんだとの事。

ほぇ~、PP MOBLER社の物でも私には手の届かない逸品を、ヨハネス・ハンセン社ですか(゚Д゚;)

まぁ、価格だけでお話すると状態によっては一概には言えないのですが。

何の話!?という方もいらっしゃるかと思いますので簡単に説明をすると、まずThe ChairとはHans J.Wegner(ハンスJ.ウェグナー)が1949年に発表した椅子です。

ハンスJ.ウェグナー?という方はCH24(Yチェア)と言ったら分かるかもしれません、そう世界で最も売れた椅子とも言われる、あの作品を生み出した方です。

その巨匠の最高傑作とも言われるのがこのThe Chair、このチェアが有名になったきっかけは、1960年のアメリカ大統領選でジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンのテレビ討論会でThe Chairが使用され、颯爽と足を組みチェアに腰掛け、討論を制したケネディが勝利。それによりアメリカをはじめ一躍、世界中の注目を集めることとなったというヒストリーがございます。

因みにオバマ前大統領もCOP15で使用していました。

このように著名人にも愛される名作、The Chair。

現在はPP MOBLER社にて製造されているのですが、当初はヨハネス・ハンセン社で製造されていたのです。

なので、現在ヨハネス・ハンセン社の物を手に入れよう思うとヴィンテージしかございません、それも半世紀以上も昔のアイテムを。

これは本当の家具好きな人が立ち入る領域、状態によってはかなり悪いものも当然あり、状態が良いものになるとそれだけの価値がでてきます。

The Chairに限らず様々なヴィンテージが存在する家具、当店ではPP MOBLER社のアイテムはございませんが、カールハンセン&サン社のウェグナーの作品はいくつかございます。

まずは巨匠の作品をぜひご体感ください。

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